ご挨拶

大阪府社会保険労務士会のホームページをご覧いただき
ありがとうございます。

私たち社会保険労務士（社労士）は、我が国の労働・社会保険諸法令の円滑な実施に寄与するとともに、事業の健全な発達と労働者等の福祉の向上に資することを目的とする国家資格者であり、当会は大阪府内の社労士会員約４，６００名で構成する法定団体です。 昨今の少子高齢化による労働力不足や急速な社会情勢の変化により、持続的な成長を可能とする社会の実現が必要となっています。

企業においては、人材の価値を最大限に引き出す「人的資本経営」や、人権に配慮した行動、労働に関する企業の社会的責任を果たす「労働ＣＳＲ」の実践、また急速なDX(デジタルトランスフォーメーション)への対応など、これまでに経験したことがない大きな課題に直面しており、それらの対応を通じ、新たな企業価値を創造することが求められています。 「働きがい」や「働きやすさ」で企業価値がはかられる今日、人が定着する持続可能な職場環境を確保することが重要です。

私たち社労士は、誰よりも「働く」現場を知っており、企業の皆さまからお話しを伺いながら、その企業に最適な働き方の制度設計をすることで、安心していきいきと働くことができる「人を大切にする企業」づくりを支援しています。

また、企業への関与だけでなく、私たち社労士は、労働や年金、医療、介護などの分野における活動を通じて、直接、国民の皆様の生活に寄り添い、豊かな人生設計のお手伝いをさせていただいております。

大阪府社会保険労務士会においては、学校に赴き、社会保険や労働に関する授業を行う「出前授業」や、“がん”をはじめとする「病気の治療と仕事の両立」のための支援活動、街角の年金相談センターの運営や「年金・労働相談会」の開催、職場の「労使トラブル」の迅速な解決をサポートする社労士会労働紛争解決センターでのあっせん手続、年金・医療・介護を中心とする社労士の知見を活かした「成年後見」制度への対応など、社労士の専門性を活かした様々な事業を展開することで、国民の皆様が安心して暮らせる社会づくりの支援に取り組んでおります。

「人を大切にする企業」づくりから「人を大切にする社会」の実現のため、私たち社労士は、使命感を持って引き続き尽力してまいります。

大阪府社会保険労務士会
会長 大西 宗明