がん就労支援活動
治療と仕事の両立ができる社会の実現を
「がん患者等就労支援特別部会」における
活動のご紹介
「がん」をはじめ病気を患う方々にとって、仕事と治療の両立はとても重要な課題です。そこで、病気で苦しむ方々、雇用する会社等の双方に対して、社会保険労務士としてどういった支援ができるのか、そのような想いを実現化するために大阪府社会保険労務士会「がん患者等就労支援特別部会」は、2017年6月に発足致しました。私達は法律を基盤とした適切な助言などの活動を通して、一人でも多くの人が少しでも安心・納得して仕事と治療の両立できる環境づくりを目指します。
特別部会の活動状況
ホットライン支援事業
2017年より、大阪国際がんセンターをはじめとする、がん診療連携拠点病院との間で協定を締結し、がん診療連携拠点病院の相談支援センター相談員からよせられる「労務問題」や「社会保険制度」のホットラインによる相談対応を開始しています。
がん診療連携拠点病院(国及び府指定)ホットライン協定締結病院
- 大阪国際がんセンター
- 大阪赤十字病院
- 近畿大学病院
- 堺市立総合医療センター
- 市立東大阪医療センター
- 大阪公立大学医学部附属病院
- 市立岸和田市民病院
- 関西医科大学附属病院
- 大阪大学医学部附属病院
- 市立豊中病院
- 大阪医科薬科大学病院
- 大阪労災病院
- 大阪市立総合医療センター
- 大阪急性期総合医療センター
- 八尾市立病院
- 大阪南医療センター
- 公益財団法人田附興風会医学研究所北野病院
- パナソニック健康保険組合松下記念病院
- 関西電力病院
- 箕面市立病院
- 和泉市立総合医療センター
- 社会医療法人きつこう会多根総合病院
- 市立ひらかた病院
- 独立行政法人地域医療機能推進機構星ヶ丘医療センター
- 地方独立行政法人りんくう総合医療センター
- 独立行政法人地域医療機能推進機構大阪病院
- OIM大阪けいさつ病院
- 医療法人警和会 第二大阪警察病院
- ベルランド総合病院
- 淀川キリスト教病院
- 大阪府済生会 野江病院
- 市立池田病院
- 石切生喜病院
- 大阪府済生会 中津病院
- 美杉会 佐藤病院
- (2024/10/16現在)
出張相談事業
ホットラインによる相談対応では解決しない場合、
当該病院に出向いての相談にも対応しています。
「ほっとライン相談事例集」について
がん等の患者の方々が、治療を続けながらも、仕事をはじめこれまでの生活の質を維持することは、治療に携わる病院関係者の方々にとって大きなテーマです。
また、社会保険労務士にとっても、患者の方々およびそのご家族がはたらく会社等において、安心・納得できる職場づくりのために適切な助言を行うことが求められるところです。
当部会では、ホットラインの事例数が200件を超えてきたため、就労支援ノウハウなどの必要な知識や情報を共有することを目的に大阪府下のがん診療連携拠点病院等および大阪府社会保険労務士会会員に対して「ほっとライン相談事例集」を作成・発刊いたしました。
※前回好評をいただきました「ほっとライン相談事例集」の増補版を作成しました。
当部会の今後の活動目標
がん患者を含む様々な病気の治療に取り組んでいる方々に対して、法改正情報も含めた社会保障制度を上手く利用し療養生活を維持するための情報等を発信することで、コロナ禍及び収束後においても治療と仕事の両立、企業にとっては事業の継続を後押しすることが出来る活動に努めていきます。
活動例
大阪国際がんセンター訪問
令和5年8月2日(水)、大阪府社会保険労務士会大西宗明会長が大阪国際がんセンターを訪問し、松浦成昭総長にご対応いただきました。
(左から、奥井副会長、大西会長、松浦総長、楢原部会長、山口副部会長、関前部会長)